本記事では、JavaScriptを使ってid名で要素を取得する方法について解説しています。
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id名で要素を取得する
HTMLタグに設定されているid名で要素を取得するには、「document.getElementById()」または「document.querySelector()」を使います。
HTMLの仕様上、id名は基本的に重複することが禁止されているため1つの要素のみ取得します。
使い方は以下のとおりです。
<p id="sample1">サンプル1</p>
<p id="sample2">サンプル2</p>
const elem1 = document.getElementById("sample1");
console.log(elem1); // -> <p id="sample">サンプル1</p>
const elem2 = document.querySelector("#sample2");
console.log(elem2); // -> <p id="sample2">サンプル2</p>
document.getElementById()では()の中にid名を記述し、document.querySelector()では()の中にid名を記述するのですが、その前にidを意味する「#」を追加します。
同じid名が複数存在した場合
先ほど、「HTMLの仕様上、id名は基本的に重複することが禁止されているため1つの要素のみ取得します。」と言いましたが、使われていると知らずに同じid名を付けてしまう可能性があります。
このような場合、一番初めに付けられている要素を取得します。下記のコードは同じid名が3つ存在した場合を想定したものです。
<p id="sample">1番目の要素</p>
<p id="sample">2番目の要素</p>
<p id="sample">3番目の要素</p>
const elem = document.getElementById("sample");
console.log(elem); // -> <p id="sample">1番目の要素</p>
コンソールログでどの要素を取得したか確認すると、一番初めの要素を取得しているのが確認できます。
HTMLにid名が存在しない場合
取得したいid名がHTML内に存在しない場合、nullが代入されます。nullが代入された変数を何かしらの処理にかけるとエラー「Uncaught TypeError: Cannot (read set) property of null」が出力されますので、注意しましょう。
<p id="sample4">サンプル4</p>
const elem3 = document.getElementById("sample3");
console.log(elem3); // -> null
elem3.innerText = "テキストを変更しました。"; // -> Uncaught TypeError: Cannot set properties of null (setting 'innerText')
このように万が一nullが入ってもエラーが出力されないようにする方法もあります。
const elem3 = document.getElementById("sample3");
console.log(elem3); // -> null
if (elem3) {
elem3.innerText = "テキストを変更しました。";
}
上記のコードは、条件分岐を使い変数の値がnull以外 = id名が存在している場合にのみ処理を実行させることができます。
まとめ
今回はJavaScriptを使ってid名で要素を取得する方法について解説しました。重要なポイントをおさらいしておきましょう。
- id名で要素を取得するには「document.getElementById()」「document.querySelector()」を使う
- 要素が取得できない場合はnullが代入される