本記事では、JavaScriptで繰り返し処理(ループ)を途中で終了・スキップする方法についてサンプルコードを用いて解説しています。
サンプルコードはfor文を使用していますが、「while文」「 do…while文」「for…in文」「for…of文」でも使用することが可能です。
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繰り返し処理(ループ)を強制終了する方法
繰り返し処理を強制終了するには、終了させたいタイミングで「break」を使います。
先輩くん
breakを使用したサンプルコードは以下のとおりだよ!
for (let i = 1; i <= 10; i++) {
console.log(`${i}回目のループ`);
if (i === 3) {
console.log("ループを抜ける");
break;
}
}
/* コンソールログ *
*
* 1回目のループ
* 1回目のループ
* 1回目のループ
* ループを抜ける
*
*/
上記のコードは、本来であれば10回繰り返し処理が実行されますが「if(i === 3)」の箇所で、break;を使用しているため3回目の繰り返し処理(i = 3)で強制終了されます。
繰り返し処理(ループ)をスキップする方法
繰り返し処理をスキップするには、スキップさせたいタイミングで「continue」を使います。
先輩くん
continueを使用したサンプルコードは以下のとおりだよ!
for (let i = 1; i <= 10; i++) {
if (i % 2 === 0) continue;
console.log(`${i}回目のループ`);
}
/* コンソールログ *
*
* 1回目のループ
* 3回目のループ
* 5回目のループ
* 7回目のループ
* 9回目のループ
*
*/
上記のコードは、カウンター変数iの値が偶数の時にcontinueが実行され繰り返し処理をスキップします。
そのため、後続にある「console.log(${i}回目のループ
);」の処理が偶数の時には実行されずコンソールログの表示が「1回目・3回目・5回目」と奇数だけになっています。