こちらの記事では、Gitで現在の変更状況を確認することができる、git statusコマンドについて詳しく解説しています。
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git statusコマンドの使い方
現在の変更状況を確認するには、「git status」コマンドを使います。
git statusで確認できる箇所は「ワークツリー(自分の作業場所)とステージ間」と「ステージとリポジトリ間」になります。
git status
ステージやコミットにファイルやディレクトリを追加する前に、git statusコマンドで現在の変更状況を確認することが大事です。
その理由は、追加するファイルが正しいことか確認するためです。本来であれば、コミットさせるべきではないファイルも一緒に追加していますと履歴が分からない状況になってしまう可能性があります。
実際にgit statusを使ってみよう
それでは、実際にgit statusコマンドを色々なタイミングで使ってみましょう。
試しにファイルを何も作成していない状態で、git statusコマンドを実行します。git status
On branch master
nothing to commit, working tree clean
ファイルの追加や修正などを行っていない状態だと「nothing to commit, working tree clean」という表示がされます。
これはコミットするものがなく、ワークツリーがクリーンな状態になります。
git status
On branch master
Untracked files:
(use "git add ..." to include in what will be committed)
index.html
先程とは異なり「Untracked files:」という表示がされています。
これは、未追跡のファイルという意味でステージにアップされていない新規のファイルがあるということです。
git add index.html
git status
On branch master
Changes to be committed:
(use "git restore --staged ..." to unstage)
new file: index.html
ステージにファイルをアップすると「Changes to be committed:」という表示がされます。
これはコミットすべきファイルがあるという意味で、中を確認すると「new file: index.html」があり、先程追加したindex.htmlファイルがcommitできる状態ということが分かります。
ステージにあるファイルをコミットするには、「git commit」コマンドを使います。
git commit -m "Add index.html"
git status
On branch master
nothing to commit, working tree clean
以上で、git statusの使うタイミングの紹介は終わりです。