本記事では、PHP8で新しく追加されたmatch式の使い方・書き方について解説しています。
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目次
match式の使い方・書き方
match式の基本的な使い方は以下のとおりです。
$result = match (expression) {
'value1' => '戻り値1',
'value2' => '戻り値2',
default => '戻り値3'
};
構文解説
- $result:戻り値が代入される
- expression:評価したい式(値)をセット
- value1,2:expressionにセットした式と照合に使用される。一致していれば右辺の値をresultに返す
- 戻り値1,2:valueに一致した時に返したい値をセット
- default(戻り値3):全てのvalueに一致しなかった時に返したい値をセット(省略可能)
switch文との違い
- 戻り値が返せる
- 等価演算子(==)ではなく、厳密等価演算子(===)で比較する
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実際に、match式を使用したサンプルコードを用意したので、動作確認してみましょう。
<?php
$scoreRank = 'C';
$result = match ($scoreRank) {
'A' => 'とても良い調子です!',
'B' => 'あと少しです!',
'C' => '努力が必要です!',
default => 'データがありません。'
};
echo $result;
// 実行結果:努力が必要です!
評価したい式(値)に変数$scoreRankをセットします。変数の中はCが代入されているため、match式は上から順にvalueにCがセットされていないかを探します。今回のサンプルコードでは「’C’ => ‘努力が必要です!’」があるので、右辺に記述されている「努力が必要です!」の文字列が変数$resultに代入されます。
defaultは省略可能ですが、全てのvalueに一致しない場合は「Uncaught UnhandledMatchError」のエラーを返すので基本的には設定しておきましょう。
<?php
$scoreRank = 'D';
$result = match ($scoreRank) {
'A' => 'とても良い調子です!',
'B' => 'あと少しです!',
'C' => '努力が必要です!',
};
echo $result;
// Fatal error: Uncaught UnhandledMatchError: