本記事では、targetプロパティとcurrentTargetプロパティの違いについて解説しています。
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目次
ある条件下での違い
結論から話しますと、targetプロパティとcurrentTargetプロパティの違いは、イベント発生元の要素を取得しているかイベントリスナーに指定された要素を取得しているかです。
言葉だけでは分かり辛いので、実際にtargetプロパティとcurrentTargetプロパティが異なる値を取得するサンプルコードを用意したので確認してみましょう。
<!DOCTYPE html>
<html lang="en">
<head>
<meta charset="UTF-8" />
<meta http-equiv="X-UA-Compatible" content="IE=edge" />
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0" />
</head>
<body>
<div id="wrapper">
<input id="btn" type="button" value="ボタン" />
</div>
<script src="index.js"></script>
</body>
</html>
let btn = document.querySelector("#wrapper");
const btnClick = (e) => {
console.log(e.target); // => <input id="btn" type="button" value="ボタン">
console.log(e.currentTarget); // => <div id="wrapper"><input id="btn" type="button" value="ボタン"></div>
};
btn.addEventListener("click", btnClick, false);
上記のコードは、input type=”button”ではなく親要素のdivタグに対してクリックイベントを登録しています。
コンソールログを確認すると、targetプロパティはクリックされた子要素(input)のボタンを取得していますが、currentTargetプロパティはaddEventListenerメソッドの前に指定している親要素(div)を取得していることが分かります。
もし、イベントの登録を親要素ではなく子要素にしていた場合は、クリックされた要素もaddEventListenerメソッドの前に指定している要素も同じなので、取得する要素はどちらも同じになります。
let btn = document.querySelector("#btn");
const btnClick = (e) => {
console.log(e.target); // => <input id="btn" type="button" value="ボタン">
console.log(e.currentTarget); // => <input id="btn" type="button" value="ボタン">
};
btn.addEventListener("click", btnClick, false);