本記事では、JavaScriptで条件に一致する配列要素が存在するか確認する方法について解説しています。
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目次
someメソッドの使い方
条件に一致する配列要素が存在するか確認するには、someメソッドを使用します。基本的な使い方は以下のとおりです。
let result = Array.some((value,index,array) => /* 条件 */);
構文解説
- result:boolean値が返される
- Array:対象の配列
- value(第一引数):配列要素
- index(第二引数):インデックス番号(添え字)
- array(第三引数):対象の配列
コールバック関数に渡される、value(第一引数)・index(第二引数)・array(第三引数)の中身を確認してみましょう。
let numArr = [30, 80, 50];
let result = numArr.some((value, index, array) => {
console.log(`value:${value}\nindex:${index}\narray:${array}`);
});
/* コンソールログ *
* value:30
* index:0
* array:30,80,50
*
* value:80
* index:1
* array:30,80,50
*
* value:50
* index:2
* array:30,80,50
*/
コンソールログを確認すると、第一引数のvalueには配列要素が、第二引数のindexにはインデックス番号(添え字)が、第三引数のarrayには対象の配列が代入されていることが分かります。
実際に、someメソッドを使用して条件に一致する配列要素が存在するか確認してみましょう。
let numArr = [30, 80, 50];
let result1 = numArr.some((value) => 70 < value);
let result2 = numArr.some((value) => 100 < value);
console.log(result1); // => true
console.log(result2); // => false
1つ目のsomeメソッドでは、配列要素に70以上の値が存在するかを判定しています。配列を確認すると2つ目に80が代入されているため、trueが返されています。
2つ目のsomeメソッドでは、配列要素に100以上の値が存在するかを判定しています。配列を確認すると全て100未満の数値しかないので、falseが返されています。