本記事では、JavaScriptで多次元配列の要素数を取得する方法について解説しています。
JavaScriptの学習におすすめ参考書
改訂3版JavaScript本格入門 ~モダンスタイルによる基礎から現場での応用まで
先輩くん
10万部突破したJavaScriptの本が大幅増補改訂し7年ぶりに発売されたよ!
後輩ちゃん
最新の基本文法から、開発に欠かせない応用トピックまで学ぶことが出来るよ!
綺麗なコードが書けるようになる!
リーダブルコード-より良いコードを書くためのシンプルで実践的なテクニック
先輩くん
より良いコードを書きたい人におすすめの本だよ!
後輩ちゃん
10以上前の書籍ですが、内容は今でも役に立つものばかりです!
lengthプロパティだけでは取得できない
配列の要素数は、lengthプロパティを使用することで取得出来ますが、多次元配列の要素数を取得する場合lengthプロパティだけでは取得することが出来ません。
その理由は、多次元配列の配列を一括りでカウントしてしまうためです。
let alphabetArr = ["A", "B", ["C", "D", ["E", "F"]]];
console.log(alphabetArr.length); // => 3
上記のコードを見ると、配列の要素数は6個なのにlengthプロパティで返される値は3です。これは[“C”, “D”, [“E”, “F”]]が一括りで1とカウントされているからです。
これを正しく取得するには、flatメソッドを組み合わせます。
let alphabetArr = ["A", "B", ["C", "D", ["E", "F"]]];
console.log(alphabetArr.length); // => 3
console.log(alphabetArr.flat().length); // => 5
console.log(alphabetArr.flat(2).length); // => 6
console.log(alphabetArr.flat(Infinity).length); // => 6
多次元配列のネストの深さが未定・可変の場合は、引数に「Infinity」を指定することで完全に配列に戻した状態からlengthプロパティで要素数を取得します。