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【JavaScript】小数点の計算が正しくされない時の原因と対処法

本記事では、JavaScriptで小数点の計算が正しくされない時の原因と対処法について解説しています。

先輩くん

decimal.jsと呼ばれる小数点の計算に特化したライブラリの紹介を別記事でしているから、興味のある人はぜひ見てね!

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目次

小数点の計算が正しくされない時の原因

小数点がある数値を計算したら、小数点が10桁以上表示されることがあります。例えば「0.4 * 3」は普通に考えれば1.2ですが、JavaScriptで計算してみると「1.2000000000000002」が答えになります。

0.4 * 3 // => 1.2000000000000002

何故このようなことが起きるのか、それはJavaScriptは人間のように10進数のまま計算せず、2進数に置き換えて計算しているからです。0.4を2進数に変換すると「0.01100110・・・」のように無限に続いてしまうため、このような誤差が起きます。

小数点の計算が正しくされない時の対処法

小数点の計算をするためには、以下のように記述します。

// 何もしない場合の計算結果
0.29 * 3 // => 0.8699999999999999

// 小数点の計算コードを使用した場合
let num1 = 0.29 * 100; // => ①:28.999999999999996
let num2 = 3;
let num3 = Math.round(num1 * num2); // =>  ②:87
let answer = num / 100; // => ③:0.87
コードの解説
  • 小数点を整数にする(この段階では、まだ小数点が残る)
  • 小数点を四捨五入(この段階で、小数点が無くなる)
  • 最後に掛けた分を割る

処理の流れが理解出来たら、コードをもう少しコンパクトにしましょう。

let num1 = 0.29 * 100;
let num2 = 3;
let answer = Math.round(num1 * num2) / 100; // => 0.87
先輩くん

掛け算・割り算で使用している「100」を定数(変数)にすると、間違いが起きにくいコードになるからおススメだよ!

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