本記事では、Gitのユーザー名とメールアドレスを設定する方法について解説しています。
Gitのユーザー名とメールアドレスは、コミットした人・コードを編集した人を識別するために必要な情報です。Gitをインストールした段階ではユーザー名とメールアドレスの設定は強制されませんが、私が一度設定をし忘れてGit/GitHubを利用していた時にリモートリポジトリの内容をクローンする時かコミット・リモートリポジトリに反映する時に設定が必要と警告された記憶があります。まだ設定していないと気付いた人は早いうちに設定しておきましょう。
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git configコマンド
Gitのユーザー名とメールアドレスを設定するには、git configコマンドを使用します。基本的な使い方は以下のとおりです。
#ユーザー名の追加
git config --global user.name ユーザー名
#メールアドレスの登録
git config --global user.email メールアドレス@xxx.com
コマンドの最後「ユーザー名」「メールアドレス@xxx.com」は設定したいユーザー名とメールアドレスに置き換えてください。
最後に、ユーザー名とメールアドレスが正しく設定反映されているか確認するために下記のコマンドを実行します。
#ユーザー名を確認
git config user.name
> ユーザー名
#メールアドレスを確認
git config user.email
> メールアドレス@xxx.com
設定したユーザー名とメールアドレスが返されればOKです。もし、違うユーザー名とメールアドレスが返された人や何も表示がされない人は、コマンドの入力ミスがあると思われます。
ユーザー名とメールアドレスを1つのコマンドで確認したい人は、git config –listコマンドを実行してください。最後の2行「user.name」「user.email」の右辺にセットされている値が設定したユーザー名とメールアドレスになります。
git config --list
> diff.astextplain.textconv=astextplain
> filter.lfs.clean=git-lfs clean -- %f
> filter.lfs.smudge=git-lfs smudge -- %f
> filter.lfs.process=git-lfs filter-process
> filter.lfs.required=true
> http.sslbackend=openssl
> http.sslcainfo=C:/Program Files/Git/mingw64/ssl/certs/ca-bundle.crt
> core.autocrlf=true
> core.fscache=true
> core.symlinks=false
> pull.rebase=false
> credential.helper=manager-core
> credential.https://dev.azure.com.usehttppath=true
> init.defaultbranch=master
> user.email=xxx@gmail.com
> user.name=xxxx