本記事では、OSSライセンスについて学べるおすすめの参考書を紹介しています。
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表紙がイラストをたくさん使っているから、内容も初心者向けだろうと思い購入してみたら、図解での説明が少なく文字で埋め尽くされている参考書だった。。なんてこともありますので。
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OSSライセンスの教科書
出版社 | 技術評論社 |
著者 | 上田 理 |
発売日 | 2018/8/23 |
ページ数 | 328ページ |
- オープンソースソフトウェアの基本
- ソフトウェアライセンスの基本
- 寛容型ライセンスと互恵型ライセンス
- 寛容型ライセンス──TOPPERS,MIT,BSDとApache
- 互恵型ライセンス── GPL/LGPL共通
- 誤解されやすいLGPL
- GPL/LGPLバージョン3とAGPLバージョン3
- GPL違反を考える
- OSSと構成管理
- OSSライセンスと知的財産権
- ソフトウェアのサプライチェーン問題
- 製品出荷・ソフトウェアリリース時の実務
- OSSと社内体制
- 新しい技術層の登場── 縁の下の力持ち技術層
- 独自技術のOSS開発
- イノベーションとOSS
本著は冒頭に、世間に蔓延するこの誤解が間違いであることを明確に指摘、その後、ライセンスの種類ごとの解説や、OSSでつきものの「頒布」と「伝播」について例をあげながら、わかりやすく解説している。
引用元:Amazon
会社が組織として、どうOSSの利用についてガバナンスを効かすのかも後半では解説があり、非常に実践的である。
OSSライセンスの構造について、代表的な物を例に解説しつつ、良くある使われ方からコミュニティーの考え等、OSSの基本が詰まっています(あくまでもライセンスに関しても考え方や歴史にフォーカスした内容です。)。幾つか疑問に思う点も有りますが、その辺りを加味しても一読の価値が有ります。
引用元:Amazon
OSSライセンスを正しく理解するための本
出版社 | シーアンドアール研究所 |
著者 | 姉崎章博 |
発売日 | 2021/10/21 |
- OSSの基礎
- OSSライセンスの概要
- OSSライセンスの都市伝説
- OSSを使ったビジネスで気をつけること
- トラブル回避のための基本的な施策案
- コンサル事例
- 著作権法とNEC創立の関係
「OSSライセンスでは何が許可されているのか」を学ぼうと手に取りましたが、いい意味で裏切られました。
引用元:Amazon
ライセンスとライセンス契約の違い、著作権の「使用」と「利用」の違い、何をもって結合著作物とするか(プログラムを分けたとしても実質一つのプログラムであれば結合著作物である)、またそもそものソース開示の必要性(不具合があってもソースがないと直せない!)とコンパクトな書籍ながら学ぶことが多かったです。