本記事では、Keycloak(キークローク)の勉強におすすめの参考書を紹介しています。
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認証と認可 Keycloak入門 OAuth/OpenID Connectに準拠したAPI認可とシングルサインオンの実現
出版社 | リックテレコム |
著者 | 中村 雄一 / 和田 広之 / 田村 広平 / 田畑 義之 / 青柳 隆 / 渡辺 竜二 / 奥浦 航 / 相田 洋志 |
発売日 | 2022/1/29 |
ページ数 | 464ページ |
- Keycloakを理解するための第一歩
- OAuthとOIDCの基礎知識
- SSOの基礎知識
- Keycloakの基礎を理解する
- OAuthに従ったAPI認可の実現
- SSOを実現する
- さまざまな認証方式を用いる
- Keycloakのカスタマイズ
- Keycloakの非機能面の考慮ポイント
令和4年度春期、IPAの情報処理安全確保支援士試験、午後Ⅱ問2の最後の方の設問に、本書類似の設問があります。
引用元:Amazon
出題者は本書を大いに参考にしたようです。
認証・認可技術の入門から、keycloakによる実践、実システムでの活用も見据えた内容と、幅広く記載されており、非常に参考になりました。
入門編で、keycloak概要に加えて、OAuth・OIDC・SSOの話があり、認証・認可の基礎知識を得られるとともに、
実践編で、OAuthによるAPI認可やSSO、外部連携による認証の実現と、実際に手を動かしながら、触ることができるのが良いと感じました。
また、最後に、応用として実システムの利用を見据えたカスタマイズ、考慮ポイントの解説があるのも、単なる入門本に留まっていない点で良いと思いました。keycloakそのものに興味はなくても、認証や認可を勉強したいと思っている人であれば、手始めの入門書として適切と思いました。
引用元:Amazon
実践 Keycloak ―OpenID Connect、OAuth 2.0を利用したモダンアプリケーションのセキュリティー保護
出版社 | オライリー・ジャパン |
著者 | Stian Thorgersen / Pedro Igor Silva |
発売日 | 2022/10/15 |
ページ数 | 352ページ |
- Keycloakを始めよう
- サンプルアプリケーションのセキュリティー保護
- Keycloakによるアプリケーションのセキュリティー保護
- OpenID Connectによるユーザーの認証
- OAuth 2.0によるアクセスの認可
- さまざまなタイプのアプリケーションのセキュリティー保護
- アプリケーションとKeycloakの統合
- 認可の戦略
- 本番環境用のKeycloakの設定
- ユーザーの管理
- ユーザーの認証
- トークンとセッションの管理
- Keycloakの拡張
- Keycloakとアプリケーションのセキュリティー保護
- クライアントポリシーによるセキュリティー保護
この本は訳出にあたってKeycloakの翻訳時点の最新バージョンに合わせて修正がされ、また日本語版独自の補章も追加されているので、認証連携等に関心があれば読んで損はないと思います。
引用元:Amazon
因みに著者が作成し、更にこの邦訳のKeycloakのバージョン用に修正がされたらしい学習用のアプリケーションも用意されている親切な本です。